木育

地元の子どもたちに向けて
地元の木を使った学びの機会をお届け

学校での学びはもちろん全て大切ではありますが
エコーウッド富山ではこれからの困難な時代を「生き抜く力」を育むために、
図画工作の木工作の授業の中の、多くの学びや大切な要素がある「木育」に取り組んでいます。

01.素材からの学び

木材は、紙や粘土などと比較すると、日常生活の中で触れる機会が格段に減ってきていますが、この木材が手元に届く時に「名無しの材料」ではなく、地元の木を使って、木材の持つアイデンティティ(樹種名、どこで育ってきたか、どのような製品に使われているか等)も一緒にお伝えすることで親しみの気持ちを感じてくれます。ではなぜこのような情報が必要なのか?理由は、木の自己紹介が入るだけで、子どもたちのやる気は格段に上がるためです。これは相手を知ることで大切にしよう、素材を活かそうという思いが生まれるからだと考えます。また、その思いは、地元の森に対する愛情へとつながり、それが将来、森を守るという行動につながることを願っています。

02.道具からの学び

はさみや絵具などが比較的早く使いこなせる道具であるのに対して、のこぎりやかなづち等の木工作の道具は、正しく使う・使いこなせるまでには、練習が必要になります。これらの道具は大人でもなかなか思い通りに扱えず、コツをつかむまでにはある程度の時間を要します。ただ、そのような道具だからこそ、子どもたちは上手になれるように積極的に挑む=チャレンジを始めます。また、のこぎりの「ギコギコ」かなづちの「ドンドン」という工作の音は、ワクワクスイッチをONにするようで、楽しさのスパイスとなってくれ、積極的な活動意欲の増加につながります。新しいこと・難しいことへのチャレンジは大人でも足がすくみますが、「まずはやってみよう!」の気持ちと、「どうやったら上手くできるかな?」と工夫する力を育む大切さ、大人になった今だからこそ痛感させられます。

03.ものづくりの楽しさと難しさからの学び

ものづくりは作る喜び、表現する喜びなどのいいことばかりではありません。表現したいことをどのように制作するか悩んで、考えて、自分が納得いくまで形にするという苦しい階段を登らなければならず、時には失敗することもあるかもしれません。そのような状況でも、試行錯誤し、如何に工夫して乗り切ること、これが困難な時代でも生き抜いていく力につながる大切な経験をさせてくれるのではないでしょうか。

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わたしたち、エコーウッド富山では「木育」の学びの機会を地域の子どもたちにお届けするため、
図画工作の木工作の材料の企画・制作・販売をしております。

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